天井にカメラを設置、顧客分析に余念がないコンビニ各社
2014年5月26日

日常生活に欠かせなくなったコンビニで、新たな実験が行われている。2014年2月に
大阪でオープンした、直営の次世代型実験店「ローソンパナソニック前店」には、
店内の天井に「マーケティング用カメラ」が設置され話題になっている。

店舗を訪れる顧客の行動をカメラで観察、売り場作りや商圏分析に生かす実験を始めたもの。
性別や年代を識別したり、店内での行動を追いかけて、品ぞろえやレイアウト、動線の変更などに
役立てる狙いがあるという。

コンビニでは以前からPOS（販売時点情報管理）データの分析を行ってきた。ところがPOSデータから
販売の結果は分かるが、顧客がどんな商品やサービスに興味を示して立ち止まり、手を伸ばし、
それでも買うのをやめたのかといった検証はできない。カメラはそのための分析ツールに
なり得るかもしれないわけだ。

黙って撮影をすることで客に不信感を与えないよう、カメラには「マーケティング用カメラ」
と明記し、レジ近くには「店内を撮影中です」という貼り紙もしてある。人物だけを映像から
消去できる画像処理技術を採用しているという。

ソース： 日経BP http://www.nikkeibp.co.jp/article/matome/20140526/399142/?top_matome